植物図鑑

 

公園の植物をご紹介します。

   (尚、園内での植物採取は出来ません)

 

珍しいギンリョウソウが見られます 5/17

日本全土また東南アジアに分布しているギンリョウソウですが、現物を見る機会はまれと思われます。

このギンリョウソウが当公園の一角にひっそりと出ていましたので紹介します。

このギンリョウソウを漢字で表すと[銀竜草]と書きますが、その姿形を銀色の竜に見立てた名前で、白くて丸い果実が熟しはじめるころの姿は、まさにその名を思わせるようです。下の写真からも名前の姿が想像できると思います。

 

この植物の珍しい点は

①、種子植物でありながら通常の植物同様の葉緑素は持たない点で

  茎葉全体が半透明のロー細工のような色をしており、全く

  光合成をしない植物です。この色合い・形から別名をユウレイ

  タケとも言われます。

②、成長するための栄養は光合成をしないため葉からは取れず、 

  根に付着した菌類を分解して根からのみ得ています。

  つまり自分の根に着いている菌類が腐葉土などを分解して

  できた栄養を横取りする形で生きています。

  つまり菌類と共生関係にある植物です。

  これにより光合成する葉緑素を持たなくとも大丈夫なのです。

③、この植物が地上に姿を見せている時期は花茎が芽をだし、

  実を結ぶまでの約3か月間で、5月から8月にかけての湿気の

  多い時期です。

④、葉っぱが目だたないため容姿からキノコ類と思われがちですが

  立派な多年草です。葉は茎表面に鱗片状に付けます。

  種子植物ですので種を付けますが粉のような種を放出します。

 

  当公園で自生している場所は東側トイレと事務所の中間辺りや

  ホタル池の周辺です。大切に見守っていきましょう。